[アニメ感想]映画鑑賞「名探偵コナン 黒鉄の魚影」
5月上旬、日本語字幕版付き【名探偵コナン 黒鉄の魚影】(2023/4/14公開)を鑑賞して面白かった。
ストーリーの流れは以下です。
八丈島のホエールウォッチングツアーに向かうコナン達
コナンは海洋施設「パシフィック・ブイ」に密航してから黒田らに同行
パシフィック・ブイのシステム「老若認証」(あらゆる場所の防犯カメラの情報を元にAIの顔認証・解析で犯罪者を追跡する仕組み)説明タイム
潜入したベルモットとバーボンはそのシステム開発者である直美を拉致
黒の組織は直美のネックレスの中身に入ったUSBメモリを調べて老若認証の結果が「―致」と表示されたシェリーと灰原の正体が露見
ウォッカとビンガに連れ去られた灰原(麻酔薬に眠られた)、それに気づいたコナンたちはウォッカらを追跡、灰原を一致したウォッカは海へ飛び込んで黒の組織の巨大な潜水艦に乗船、灰原の拉致を防げなくて悔しさを滲ませたコナンは助けに行くと決意
ウォッカは監禁された直美を脅迫して取引拒否でコルンに狙撃されたマリオ(直美の父)
エンジニア死亡事件発生、コナンの推理タイム
ヘリからジンが合流した潜水艦の浮上のタイミングに近づいたコナンは自ら脱出した灰原と直美を救助
ベルモットから老若認証システム(顔認証)の欠点という報告を受けたジンは激昂、更にパシフィック・ブイ破壊と失態ビンガの始末という命令を受けた。
パシフィック・ブイでコナンは集まった容疑者達から変装ピンガ=潜入共犯・突発事件犯人判明
海中で組織との決戦!
終盤は迫力あった。
黒の組織に正体露見(疑間レベル)された灰原のピンチにヒヤヒヤ。「開けてはならない玉手箱」と称される老若認証システムの信憑性にがた落ちさせるように仕組んだベルモットの暗躍のおかげで灰原を危機から救った。
今作で黒の組織の目的はパシフィック・ブイのシステムをハッキングし、防犯カメラに映る組織のメンバーの姿と犯罪を隠滅するために老若認証開発者・直美を拉致して強引に取引しようとする。そのシステムに対して都合が悪いと判断したボスとベルモットはシステム抹消に切り替えた。
老若認証システムの解析頻度が高いと、子供の姿にしている二人と変装する重要人物たちにとっては不利になるから。
黒の組織のハッキング能力によって乗り取られたパシフィック・ブイの防犯カメラシステムは犯罪隠滅されるように改変して悪用してしまう結果になった。システム抹消はシステム復元しないほどに潜水艦の攻撃で直接破壊するしかない。
黒の組織が用意した兵器は巨大な潜水艦…!普通の潜水艦と違って海中で人の出入り(緊急時)となる魚雷発射管の汎用性がある、収納される小型潜水艦は巨大な潜水艦が撃破された場合に緊急避難用と果たしたり、秘密を漏れないように時限自爆機能持ち。
ベルモットのハッキング能力の凄さを見せた。
ピンガは変装力と身体能力とIT技術力の高さを持ち、ジンに対抗心を燃やしている野心家。コナンの正体も看破した。老若認証システムを奪うべきで潜入任務を果たしたが、予定外行動・失態からジンに抹殺される形で最期まで撃破された潜水艦とともに散った。
ラムは黒の組織に命令する立場で登場するのみで顔出し程度です。
キャンティはウォッカの手伝いとしてスナイパーでコナンと蘭を狙撃するが、コナンの抵抗を受けて撤退した。
灰原哀は今作物語のメインヒロインでした。
海中で溺れたコナンに救命処置を施すために人工呼吸を実施してキスした灰原。その後、わざと倒れたふりで蘭に間接キスした形で立場を譲るヒロインの鑑です。
最序盤で老婦人にフサエブランドの限定ブローチを譲る優しさで物語の始まりとなった。
それに感動した園子は灰原たちを招待させることにしたり、終盤ラストに老婦人の正体は…変装を剥がしたベルモットでした。ベルモットがそのブローチを欲しい理由は謎のままです。
灰原の危機を救ったのは安室(バーボン)、キール、ベルモット。
安室はコナンに潜水艦の行動予定(ジンが合流する時間)を教えた。
キールは手引きでいつでも脱走できるようにロープ結び緩和、ウォッカから脱出方法を説明させて灰原に盗聴させたり、ジンの足止めを果たした。
灰原の優しさの影響を受けたのかベルモットはボスとの相談、志保に似た変装力で老若認証システムの欠点を出したり、コナンと灰原の正体を看破したピンガ抹殺命令を出すのを暗躍した。
沖矢(赤井)は巨大な潜水艦に対する銃兵器で狙撃する活躍の場を見せた。凄い。
FBI捜査官達はドイツで活動するのみで登場。この中にアンドレ・キャメルの髪型はカットされてないということで原作の時間軸「黒ずくめの謀略」(FBI捜査官殺害連続事件発生)の前となる。
少年探偵団3人は灰原誘拐騒動に気づいてない、それを知られないように「灰原が入院中」と教えられた。ツアー終了で帰宅まで序盤しか登場少なくなった。探偵団の保護者となる園子も。
小五郎は寝ばける立場でジンたちに接近することが無い。→過去ジンたちのほうが接近してあるという原作の都合は仕方ない。眠りの小五郎タイムを除いてあまり活躍の場面が無い。
蘭は灰原誘拐現場に駆けつけてピンガの攻防展開、再びピンガと交戦を果たしたが、高所から落ちそうになって黒田に救われた。
阿笠博士が発明した水中スクーター2機(自動操縦機能→1機が囮役として果たす)と小型エアタンクのおかげでコナンと灰原への助けになった。用意周到で役立つ場面が多かった。
直美はイタリア人の父と日本人の母ハーフ、幼少期は外国いじめを受けた頃に志保(灰原)のおかげで救われた。いじめに遭う恐怖で志保へのいじめを止めれず、謝らないままで別れたことを深く後悔した。
志保に会って謝りたい思いで老若認証システムを作ったきっかけとなった。テスト自体で幼少期の志保と同じ見た目をした灰原の存在を知った。その開発システムが灰原を危機に晒うという仇になった。
エピローグで灰原を抱きじめた直美は笑みを見せて「また会えて嬉しかったわ。…志保」と別れた。
今作で激昂したジンは「とんだクソシステムじゃねーか!」と名セリフになった。
過去劇場版3つ(黒の組織登場)との類似点が多いことでニヤリです。
『天国へのカウントダウン』(2001):10年後の顔写真を予測して作成するシミュレータ、灰原の居場所バレ未遂、スナイパー狙撃。
『漆黒の追跡者』(2009):組織のメンバー「アイリッシュ」は頭の切れる人物でコナンの正体を突き止めたり、変装しながら身体能力高めで蘭と対決、ジンたちに始末される最期、兵器ヘリ登場。
『純黒の悪夢』(2016):組織のメンバーまたはラムの側近「キュラソー」、兵器オスプレイ登場。
今作エンディング後に次回作制作が決定して
「許さんで、キッドぉ!!」という平次の台詞が流れるものでキス未遂の件(和葉に変装したキッドに気づけなくてキスしようとする平次の場面)があってキッドと平次の因縁かな。
次の映画はキッドと服部平次の編が濃厚ですね。どんな展開になるか次回が楽しみです。
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